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桔梗が丘〜奈良宇陀群〜大阪

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ゆうじゅさん宅へ移動しBBQ
お肉をがつがつ食べるのは久しぶりやけども美味しい。野菜もおいしい。
BBQをしてるといつも思うけど、焼き肉のタレが美味しいと思うのは僕だけやろか?
タレとしての完成度が高すぎてご飯がススム君。

ゆうじゅさん宅でシャワーも借りて、BBQもごちそうになりビールも戴き、至れり尽くせりだった。
ゆうじゅさんも旦那さんも息子のリク君への接し方が、ダメ”!って言わずに
「こうした方が良いよ、こっち工事をお父さんと一緒にしよっか」と諭しながらで
自分やったら「あかん!ダメ!」って言ってしまいそうやなぁ〜とぼんやり眺めて感心していた。

ゆうじゅさん家には黒猫のクロもいて、庭にリク君作の工事中の池があって、
僕は少しリビングでうたた寝もしていたけれども...なんというか
やさしい色が人にも物にも空気にも混ざっている感じがする。
わりと旦那さんと話していたのでゆうじゅさん本人とは話す機会が少なかったけども、
ゆうじゅさんは見かけとは裏腹にタフな感じがして、この旅で何度か話題に上った女性性についての
事が頭をよぎる。

ゆうじゅさん達と、別れて、奈良県の山奥の光雄さん家へ移動
満美さんが車に乗せてくれて、車中色々面白い話を聞かせてくれた。
光雄さん家につくと、家の前にはすぐ川があって、蛍が舞っていた。
沢の音が凄く涼しくって、部屋に入れてくれた後も会話の隙間に聞こえる沢の音に聴き入った。
お酒を少し飲みながら、ギターと太鼓でセッションをしたり、カリンバを鳴らしたり・・・。
それから省吾君が馬頭琴を演奏してくれて、間近で聴いていると振動の粒と自分が混ざっているような
感じがして、最初は色々想像して聴いていたけども、しばらく後には無心で聴いていた。
寝る間際に外へ出て、星と蛍を見ながら歯を磨いた。

翌朝、顔を洗って外へ出ると、みどりと川ののどかな風景が広がっていた。
川へおりて水をなでたり、ジャンベを叩いたりした。
朝にジャンベを叩くのはなんとなく僕の中では雄叫びの様な感覚で、とても清々しい。
朝食に畑のレタス戴き、お昼ご飯にと、満美さんのお手製のおにぎり迄持たせてくれた。
こういうときのおにぎりって、なんでこんなに嬉しいんやろう。
駅まで省吾君の車と満美さんの車で並走。
川沿いの山道を町へ向かって走る中、満美さんが昨晩の続きで、また面白い話をしてくれた。
僕の事をいろいろと気にかけて応援してくれるので嬉しい。
駅で僕も省吾君も光雄さん夫妻もそれぞれの道へ帰っていいった。
すばらしい日々、またこんな日を皆と過ごしたい。
お世話になった人達、梢ちゃん、光雄さん、満美さん、ゆうじゅさん、輝行さん、リク、クロ、かおりさん、恵里さん
省吾君、本当にありがとうございます。
# by mitchell-mitch | 2011-06-28 22:02 | にっきっき♪

北野白梅町〜伊賀上野

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「伊賀に行くんだけど、一緒に行かない?」
突然の省吾君からのお誘いの電話で、ワゴンに便乗する事になった。
金曜日の晩に近所の通りでピックアップしてもらって、約三ヶ月ぶりの再会。

先ずは京都の北野白梅町まで車をとばして、省吾君の友達の家に泊めてもらう。
その友達の名前は梢ちゃんといって、友達と家をシェアして暮らしている。
僕なんかは梢ちゃんとは初対面だったし、男子2人を泊めてくれると言う太っ腹な気立ての持ち主なので、
てっきり和田アキ子的な、柴田理恵的な人物を想像していたけども、まったく違う雰囲気の人だった。
省吾君は馬頭琴を弾いたり太鼓を叩いたりするし、梢ちゃんは大きな絵を描く娘で
夜中までビールを飲みながらいろんな話をしていると、それぞれの携わっている表現活動から得た
ものの感じ方が、伝わってきて面白い。タコの産卵の話がおもしろかった。

京都の蒸し暑い夜を過ごして、翌朝、北野天満宮へお参りに行き、梢ちゃんと別れる。
僕の知っている京都の風景をくぐり抜けて南へ。
車中はいろんな話をした。最近の事やこれからの話、夏の話や、女の子の話、音楽の話、
車から見える景色は夏の陽気を含んでいて、話題が変わるころにはどちらともなく、
「夏だね〜」「夏やな〜」と発して、夏の到来をたたえ合った。

滋賀県へ進んで、三重県に入る所で道を間違えて引き返し、夕方にようやく伊賀上野へ到着。
wakayaという大正時代の建物を利用したカフェがあって、3Fのギャラリーでカリンバとお菓子の
アート作品の展示をしている。
展示してあるカリンバは光雄さんが作った物で、奥さんの満美さんと2人で僕たちを迎えてくれた。
伊賀上野をめざしたのも、この展示会を聞きつけての事。光雄さん、満美さんとも春のわらいふ祭り
以来の再会。笑い方や声のトーンにふつふつと記憶が重なってよみがえり、光雄さんと満美さんに
再会しているんだと実感が湧いてくる。

夕暮れになると横からジリジリと焼き付けるような日差しで、
川に飛び込みたいと何度も連発していた省吾君や僕にとっては
Cafeの恵里さんが入れてくれた、氷たっぷりのレモン水が、とてつもなく美味しかった。
底に沈んだレモンの黄色が、氷に透けて屈曲し、みずみずしいフレッシュのミントが
グラスの水面で咲いている・・あぁ麗しのレモン水。
生き返るとはこのことだ。

今迄カリンバは雑貨屋さんに置いてあるようなおもちゃのような物しか触った事が無かったけども
光雄さんのカリンバは楽器感がちゃんとあって、一つ一つ音の風合いや響きが違う。
何となく鳴らしていても、簡単に音の世界に入り込んで、没頭してしまう。理屈抜きの不思議な世界。

入り口付近に立っていた小さな女性が、ゆうじゅさんで「これからうちでBBQしましょう」と嬉しいお誘い。
しばしカリンバの音の世界に入り浸り、ギャラリーを後にする。
# by mitchell-mitch | 2011-06-27 00:52 | にっきっき♪

シンフォニー

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地球交響曲(ガイアシンフォニー)の七番を見に行った。
ドキュメンタリー型式の映画で登場した3人の話は、どれも感慨深く良い時間を過ごした。
高野孝子さんがタフさの話をしていて本当にタフなのは、スタミナや負けない心ではなく、
受け入れることと話していた。
それぞれの何気ない言葉やスタイルに、僕の思っていた事の答えがいくつかあって、
どの人の言葉も印象深かった。
監督の龍村さんとも少しお話をして、感覚的な事をとても上手に理解している方だなと思った。

ちょうどカレーヨロレイヒーのイベントのフライヤーが刷り上がったので
シイヤ君とナカノさんの事務所へも持って行った。
2人に最初あったのはかれこれ何年前の事だろうか・・・。
ここの民家を改装する・・・といって屋根の崩れおちたボロボロの民家
紆余曲折あって今は真っ白な、静かな空間に生まれ変わっていた。
有機質の白の空気が漂ってる感じ。ギャラリーとしても使ってるとか。
空白の時間を埋めるようにお互いの話をした。ちょっとしたシンクロもあった。

週末、雨の日、元町のRai Cafeの窓辺の席でミルクティーを飲んでみた。静かな良い時間だった。
夜には藤原君とカナタンに久しぶりに再会して、皆で近くのお店にご飯を食べに。
Paoちゃんの作った料理を食べて、最近の皆の話を聞いた。
料理もおいしいし、お店にも良い音楽が流れてた。2人もあんまりかわってない。
藤原君はいつもふざけてるけども、いつも真剣な所を感じるから不思議。

最近僕の自由ノートを見返すと、「目の前にある事を一生懸命にがんばる」と書いてある。
トアル食堂の夜、ひマワリ女史が同じようなことをさらりと言ってのけて、
もう僕は彼女のそういうところに、頭が上がらない気持ちでいっぱいです。

そして先週の土曜日と日曜日は最悪な気分になった2日間だったけども
些細な良い兆しもいくつかあって、最悪な事からも学ぶ事が出来た。

もうすぐ今年の半分が終わろうとしている。
# by mitchell-mitch | 2011-06-23 17:39 | にっきっき♪

僕の黄金の週間

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Noonでイベント「僕たちの好きな学祭をやるんだ。」
にカレー屋さんで出店してきました。
僕の黄金週間が口火を切ったわけです。

いろんな人と出会って話をしました。若い子が多かったけども
最近の若い子は、人当たりが良かったり、
中身がしっかりしてたり、感心します。

竹腰君のDJもよかったなぁ。マロちゃんとジョー君の選曲も僕の好きな曲が多くって
なんかそういうの嬉しくなります。

若い人の音楽的な傾向がよろしからぬ、音楽を知らない人多い。
という様な意見を耳にする事もあったので、どやさどやさと思っていたけれど
ほっとしました。

フード系もカツサンドもベーグルも美味しくってなかなかのご機嫌でした。
僕の作った豆カレーも、食べて「おいしい〜」と笑顔をもらうと、
僕も元気いっぱいに、嬉しい気持ちでいっぱいです。


それから数日後には、電車にガタゴト揺られて三重県へ。
滞在中は毎日ショーコフが焼きたてのパンを作ってくれて、静かな朝に
あったかい飲み物を添えて出してくれた。
ショーコフともいろんな話をして、ほんのちょっとショーコフの事が解った気がした。

メインイベントの田植えでは、主にちびっ子の後方支援をして、泥の中の
ちべたいこと・・・すぐに慣れて気持ちよかったけど^^
泥の中では動きがスローになって、田植え作業中におっちゃんが、田植えの歌
みたいなのをずっと歌っているのだけれど、その歌の節がスローな動きとか、
天気と合っているような気がして、それが不思議だった。
お昼に元力士さんが作ってくれた、味噌ちゃんことおにぎりが、めちゃんこ美味い。

それから森に住んでるもりちゃんと、海辺に住んでるくみちゃん、インド系イギリス人の
ロハンと金比羅山に登って、風に吹かれたり、山菜を採ったり、たこ焼きを焼いて過ごした。

次の日も屋根瓦をはがしにいったり、縁側でカレーを食べて、
まだ冷たい海に足をつけて、水平線を見に行ったり・・・

もりちゃんが家においでと誘ってくれたので、ワイルドもりちゃん家にもおじゃました。
七輪で野菜や魚をあぶって食べて、ギターを弾いて遊んだ。
もりちゃんがヤング時代の旅の写真を見せてくれた。
その頃僕は学生だったとか、一方ヤングもりちゃんは遥か南の国で、
金髪の女の子の胸に目をとられ、酒を酌み交わし、波に挑んで散って行く様を思った。
かくしてその2人は数年後に出会うのである。
歴史に栞を挟んで行くように、過去が交差して巡って行く。

夜に薪で焚いたお風呂に入れてくれて、それはもう、至極絶品格別なお湯でした。
いつまでたっても湯冷めせずに、体はポカポカ。
ひんやりした森の夜でもへっちゃらなのです。

お風呂は露天に近い状態で、家屋とは別の小さな小屋の中にこしらえてあります。
僕の訪れた日は曇っていて、星があまり見えなかったけども
晴れた日のここからの景色や、雪の日や雨の日のこと、
今回の旅に誘ったけども、一緒に来れなかった友達の事や、
龍馬さんとお龍さん、石川五右衛門、
すぐ先には森があってそこから先は獣の世界。その獣の世界のこと。
そんな事が順繰りに、気まぐれに浮かんで、暫く何も考えないでいると、
湯船にちゃぷんと音がして、また浮かんで消えて、とりとめのない独ぼっちの時間を過ごした。
時間が止まったような、不思議な心地のいい時間でした。


今思うと、薪で火をおこすとか、テレビや冷蔵庫の無い生活とか、酵母菌の事とか、
植物の事とか、手作りのモノに囲まれているとか、誰かがいなくなったり、離れたり、
人との関わりとか、つながりとか、ご飯がおいしいとか、いろんなありとあらゆる事柄を通して、
”暮らしを見つめる”という行為を、しらずしらずのうちに、自然としていた気がする。

それがなんなのだと聞かれると、なんでもなかったりよくわからなくなるけども・・・。
そのよくわからない事と、今の自分とが繋がっている様な気がする。


それから最後に。
「ミル」・・・と言う謎の海藻を食べました。
どんなかと言うと、鹿の角にスモールライトを当てて手のひらサイズにした後
それを10時間くらい茹でたおして、くたくたになった所を、
荒熱をとって、程よく冷やして食す・・・
イメージ的にはそんな風で、しずる感はそれほど強くないけども
ミステリアスで、物体X感は甚大。ややアンニュイ。

程よく冷えたら、酢みそでつるつると戴きます。
実際はただの海藻なので、海の中のしかるべきところへ、
生えているんだと言う事らしいのですが、珍しい物を食べている感130%の代物です。
粋なお店で見かけたら是非どうぞ。
# by mitchell-mitch | 2011-05-08 23:43 | にっきっき♪

京都2Days

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昨日は久しぶりのロングライドで、自転車で京都迄行ってきた。

新幹線と並走し、大山崎ののどかな山景色と、淀川に挟まれた道を突き進んで
桂川でお弁当。桂離宮を横目にさらに進んで、目指すは東本願寺。
期間限定で公開されている井上雄彦氏の屏風絵を見に。

僕はスラムダンクも読んでないし、バガボンドもちらっとしか見た事が無いので、
思い入れの強い作家さんではないけども、そのちらっとの時に、
いつも、描画力がすごいなぁと感心していた。
「生きる」という事や「自分を見つめる」という事に感心があるという井上さんの
入魂の一作とあって僕なりに見応えがあった。
恐い人かなと思っていたけども、メイキングの短いVTRで話していた風も、素朴な感じがした。


東本願寺のスケールの大きなお堂も気に入っている。
とても大きな畳の部屋だけども、座っていると落ち着く。

続いて、東寺へ。
すこしぶらぶらと散策した後、観智院へ
ご本尊に挨拶の後、庭を眺めて胸中へ思いを巡らす。
すこし整理したいことがある。

帰りに淀川の支流の檜尾川あたりでとても綺麗な夕焼けを見た。

走行距離:79.29km


そして今日は阪急電車で京都へ。
今日も、とあるお寺のお堂にお邪魔して昨日の続きを。
お経を称えるわけではないけれども、なんとなく厳かで、ピリッとした背筋の伸びるような空気と、
回りに何も無い、ぽつんと一人の空間が自分と向き合うのにはちょうどいい感じがする。
こういう時間は自分には必要だと改めて思った。

それから、ブックハンティング。気になっていた、本を購入。
その後、スタバでコーヒーを。
忘れないように、立ち止まらないように、今日の事を書き留める。

僕は少し大きめのノートを自由帳にしていて、ちょっとした予定を書き留めたり
いろんな考えや、思いをしたためたり、お小遣いの計算や、夢や目標、落書き、覚え書き・・・
ためになる言葉、気づいた事、泣き言、などなど
そういう事を書き留めていたノートが最後まできて終わってしまった。
ぼろぼろになったノート、ありがとう。
# by mitchell-mitch | 2011-04-12 23:27 | にっきっき♪